Bootstrap5 コンテナ
コンテナ(Containers)は、Bootstrapにおける最も基本的なレイアウト要素です。
コンテナとは何か?
コンテナは画面全体の横幅を制御したい場合に使います。ページの内容を中央に配置し、適切な水平パディングを提供します。これにより、各デバイスのビューポートに応じて適切にレスポンシブに調整されます。
コンテナの種類
Bootstrap5では、3種類のコンテナが提供されています。
.container
このコンテナは、さまざまなビューポートサイズでのレスポンシブな固定幅を持ちます。
.container-fluid
このコンテナは、ビューポートの幅に関係なく常に100%幅を占めます。これにより、ページ全体を埋めるレイアウトを作成できます。
.container-{breakpoint}
新しいBootstrap5で追加された特性で、特定のブレークポイント(sm、md、lg、xl、xxl)でのみ100%の幅を取るコンテナです。
xs ~575px | sm 576~767px | md 768~991px | lg 992~1199px | xl 1200~1399px | xxl 1400px~ | |
---|---|---|---|---|---|---|
.container | 100% | 540px | 720px | 960px | 1140px | 1320px |
.container-sm | 100% | 540px | 720px | 960px | 1140px | 1320px |
.container-md | 100% | 100% | 720px | 960px | 1140px | 1320px |
.container-lg | 100% | 100% | 100% | 960px | 1140px | 1320px |
.container-xl | 100% | 100% | 100% | 100% | 1140px | 1320px |
.container-xxl | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% | 1320px |
.container-fluid | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% |
ブレークポイントとは?
ブレークポイントとは、デバイスの画面サイズに応じてデザインやレイアウトが変わるポイントのことを指します。
以下に、メディアクエリを使ってブレークポイントを設定する基本的な例を示します。
@media (max-width: 600px) {
body {
background-color: lightblue;
}
}
この例では、ビューポートの幅が600ピクセル以下のときに、body要素の背景色を薄い青色に設定するCSSルールを指定しています。つまり、このCSSルールは600ピクセル以下のビューポート幅であるデバイス(たとえば、スマートフォン)に対するブレークポイントとなります。
Bootstrap5では、以下の5つのブレークポイントが定義されています。
- xs: 0px以上
- sm: 576px以上
- md: 768px以上
- lg: 992px以上
- xl: 1200px以上
- xxl: 1400px以上
これらのブレークポイントは、CSSメディアクエリで使用され、コンテンツのレイアウトと表示をコントロールします。
コメント
containerとcontainer-fluidの違い:
containerの振る舞いは少し複雑です。
画面が768以下の場合、コンテナの幅は全画面で、container-fluidの効果と同じです。
画面が768以上、992未満の場合、幅は750に設定されます。
画面が992以上、1200未満の場合、幅は970です。
画面が1200以上の場合、幅は1170です。
margin-left, margin-rightはどちらもautoで、containerコンテナが中央に保たれます。
一方、container-fluidの振る舞いは単純です。
margin:0 幅:100%