jQuery 基本文法
jQueryを使ってHTMLドキュメントから特定の要素を選択し、その要素に対して何らかのアクション(メソッド)を実行します。
jQueryの利用開始
jQueryを使用するには、まずは以下のようなスクリプトタグをHTMLファイルに追加します。これにより、jQueryライブラリが読み込まれます。
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.5.1/jquery.min.js"></script>
基本的な構文
$(selector).action()
は、jQueryの基本的な構文です。
ここで:
$
はjQueryを意味します。selector
はHTML要素を指定します。これはCSSセレクタと同じ形式で指定します(例:'#myId'
、'.myClass'
、'p'
など)。action()
は実行するjQueryメソッドを指定します。
例えば、以下のコードはIDがmyId
の要素を選択し、そのテキストを”Hello, world!”に変更します。
$("#myId").text("Hello, world!");
上記のコードはtext
メソッドを使用していますが、他にも多くのjQueryメソッドがあります。これらのメソッドを使って、要素の表示状態を変更したり、新たな要素を追加したり、イベントハンドラを設定したりすることができます。
関数
jQueryの機能を利用するためには、一般的に$(document).ready()
関数の中にコードを書きます。
これは、すべてのDOM要素が読み込まれた後に、JavaScriptコードが実行されるようにするためのものです。
$(document).ready(function(){
// ここにコードを書く
});
セレクタ
jQueryでは、HTML要素を「選択」するために「セレクタ」を使用します。セレクタは、基本的にはCSSのセレクタと同様です。
$("p") // すべての<p>要素を選択
$(".myClass") // "myClass"クラスを持つすべての要素を選択
$("#myId") // "myId" IDを持つ要素を選択
メソッド
セレクタで選択した要素に対して、様々な「メソッド」(処理)を適用することができます。これにより、要素の内容を変更したり、イベントを追加したりすることが可能です。
$("p").hide() // すべての<p>要素を非表示にする
$("button").click(function(){ // ボタンがクリックされたときの処理を追加
$("p").hide();
});
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