CSS 擬似要素
CSS擬似要素 (Pseudo-elements) は、要素の特定の部分にスタイルを適用するためのセレクターです。
擬似要素は2つのコロン (::) で始まり、要素名やクラス名の前に付けることで使用できます。
いくつかの代表的な擬似要素を紹介します。
::before
要素の内容の前に生成される子要素にスタイルを適用します。
要素の前に装飾やアイコンを追加するために使用されます。
<style>
p::before {
content: "【重要】";
color: red;
}
</style>
<p>この段落の前に赤色のテキストが追加されます。</p>
::after
要素の内容の後に生成される子要素にスタイルを適用します。
要素の後に装飾やアイコンを追加するために使用されます。
<style>
p::after {
content: "※";
color: blue;
}
</style>
<p>この段落の後に青色のテキストが追加されます。</p>
::first-letter
要素の最初の文字にスタイルを適用します。
<style>
p::first-letter {
font-size: 24px;
font-weight: bold;
}
</style>
<p>この段落の最初の文字が大きく太字になります。</p>
::first-line
要素の最初の行にスタイルを適用します。
<style>
p::first-line {
font-weight: bold;
text-decoration: underline;
}
</style>
<p>この段落の最初の行が太字で下線が引かれます。</p>
擬似要素を利用することで、要素の特定の部分にデザインを適用することができます。これらの擬似要素を組み合わせることで、さらに詳細なスタイルの調整が可能になります。
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