CSS セレクターのグループ化とネスト
CSS では、共通のスタイルを適用するために、複数のセレクターをグループ化したり、セレクターをネストして詳細な指定を行うことができます。
グループ化
グループ化は、複数のセレクターに共通のスタイルを適用する場合に役立ちます。
カンマ(,
)を使用してセレクターを区切ることで、複数のセレクターに同じスタイルを適用できます。
h1, h2, h3 {
font-family: 'Arial', sans-serif;
color: blue;
}
この例では、h1
、h2
、h3
セレクターに同じフォントファミリーとテキスト色が適用されます。
ネスト
ネストは、特定の親要素内の子要素にスタイルを適用する場合に役立ちます。
親セレクターと子セレクターをスペースで区切ることで、子要素に対してスタイルを適用できます。
nav ul {
list-style: none;
}
nav ul li {
display: inline;
}
この例では、nav
要素内の ul
要素に list-style
を none
に設定し、nav
要素内の li
要素に display
を inline
に設定します。
さらなるネスト
ネストは、さらに深い階層の要素に対しても適用できます。親、子、孫セレクターなど、さらに詳細な指定が可能です。
.main-content p strong {
color: red;
}
この例では、.main-content
クラスを持つ要素内の p
要素内の strong
要素にテキスト色を赤に設定します。
ネストを使用することで、コードの可読性と保守性が向上します。
ただし、ネストが深くなりすぎると、コードが複雑になるため、適切なレベルのネストを維持することが重要です。
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