CSS 結合セレクター
CSS結合セレクター(combinators)は、複数のセレクターを組み合わせて、特定の要素を効果的に選択するためのものです。
結合セレクターには主に4つの種類があります。
子孫セレクター (descendant selector)
スペースで区切って表現されます。
例えば、A B というセレクターは、A要素の子孫要素であるB要素を選択します。
<style>
div p {
color: blue;
}
</style>
<div>
<p>このテキストは青色になります。</p>
</div>
子セレクター (child selector)
子セレクターは、A > B のように、’>‘ を使って表現されます。
これは、A要素の直接の子要素であるB要素だけを選択します。
<style>
div > p {
color: red;
}
</style>
<div>
<p>このテキストは赤色になります。</p>
<span><p>このテキストは赤色になりません。</p></span>
</div>
隣接兄弟セレクター (adjacent sibling selector)
隣接兄弟セレクターは、A + B のように、’+‘ を使って表現されます。
これは、A要素の直後にあるB要素だけを選択します。
<style>
h1 + p {
font-size: 18px;
}
</style>
<h1>タイトル</h1>
<p>このテキストはフォントサイズが18pxになります。</p>
<p>このテキストはデフォルトのフォントサイズになります。</p>
一般兄弟セレクター (general sibling selector)
一般兄弟セレクターは、A ~ B のように、’~‘ を使って表現されます。
これは、A要素の後ろにあるすべてのB要素を選択します。
<style>
h1 ~ p {
font-weight: bold;
}
</style>
<h1>タイトル</h1>
<p>このテキストは太字になります。</p>
<p>このテキストも太字になります。</p>
これらの結合セレクターを使って、HTML要素を柔軟に選択し、CSSのスタイルを適用することができます。要素の構造や関係性を理解し、効果的にデザインを調整するために役立ちます。
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