JavaScript関数を活用しよう: 基本的な定義から使い方まで

JavaScriptの関数は、一連の処理をまとめたコードの塊です。この関数は名前を付けて定義し、必要に応じて何度でも呼び出すことができます。

関数の定義

関数を定義するには、functionキーワードを使用します。

function functionname()
{
    // コード
}

次に示すのは、”myFunction“という名前の関数を定義し、”Hello, world!“というメッセージをコンソールに表示する例です。

function myFunction() {
  console.log("Hello, world!");
}

ここで、myFunctionは関数名、console.log("Hello, world!");は関数が実行する処理（コード）です。

関数は引数という値を受け取ることができ、これを利用して動作を変えることができます。

次に示すのは、名前を引数として受け取り、個別に挨拶する関数の例です。（今回はalertを使います。）

<button onclick="myFunction('お客様')">クリック</button>
<script>
function myFunction(name){
	alert("こんにちは" + name);
}
</script>

複数の引数を使うことが可能です。

<button onclick="myFunction('白井','様')">クリック</button>
<script>
function myFunction(name1,name2){
	alert("おかえりなさい。" + name1 + name2 + "。");
}
</script>

関数を呼び出す基本的な方法は、関数名の後に括弧()をつけることです。

例えば、以下のコードでは、”myFunction”という関数を定義し、それを呼び出しています。

function myFunction() {
  console.log("Hello, world!");
}

myFunction();  // "Hello, world!"を出力

myFunction();の部分でmyFunction関数を呼び出しています。

次の例は引数を用いた関数の呼び出しです。

function myFunction(name) {
  console.log("Hello, " + name + "!");
}

myFunction("Haku");  // "Hello, Haku!"を出力

JavaScriptの関数はコードの再利用と整理を容易にします。同じ処理を何度も書く代わりに、一度関数として定義し、それを必要な時に呼び出すことでコードの冗長性を減らすことができます。

一つの関数の内部で別の関数を定義することができます。

以下に、ネストされた関数の基本的な例を示します。

function 外側() {
  console.log("外側が呼ばれました");

  function 内側() {
    console.log("内側が呼ばれました");
  }

  内側(); // 内側の関数を呼び出す
}

外側(); // 外側の関数を呼び出す

これは出力結果です。

外側が呼ばれました

内側が呼ばれました

このコードは非常にシンプルです。

外側という関数の中に内側という別の関数が定義されています。

外側が呼び出されると、まず”外側が呼ばれました”というメッセージがコンソールに出力されます。

次に内側です。”内側が呼ばれました”が出力されます。

関数のネストはJavaScriptの強力な機能の一つであり、適切に利用すればコードの可読性や再利用性を高めることができます。ただし、深くネストするとコードの理解が難しくなるため、適切なバランスを保つことが重要です。

JavaScriptには、効率よく扱うためにあらかじめ定義された組み込み（ビルトイン）関数があります。これらはJavaScriptの一部として提供されるため、直接使用することができます。

parseInt()関数は、文字列を整数に変換します。

例えば、”123″という文字列を数値の123に変換することができます。

var str = "123";
var num = parseInt(str);
console.log(num);  // 結果：123

parseFloat()関数は、文字列を浮動小数点数に変換します。この関数もparseInt()と同様に、文字列を数値に変換する際に使用します。

var str = "123.456";
var num = parseFloat(str);
console.log(num);  // 結果：123.456

組み込み関数は非常に多いですが、ほとんどは使われません。深く理解する必要も覚える必要もありません。実際の開発で必要になった場合は、インターネットで検索すれば十分です。